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縄文杉

屋久島の標高500メートルを超える山地に自生する杉。
一般に、杉の樹齢は長くても500年程度だが、屋久杉は
樹齢1000年以上と桁外れに長い。また、栄養の少ない
花崗岩（かこうがん）の島に生えているため成長が
遅く木目が詰まっており、降雨が多く湿度が高いため、
樹脂分が多く腐りにくく、樹木の寿命も長くなり、
樹齢2000年以上の大木が多いのが特徴です。

白谷雲水峡

白谷雲水峡は、標高620メートルの照葉樹林から
ヤクスギ林の移行帯に位置し、推定樹齢3000年の弥生杉、
七本杉、太い屋久杉も見られ、花崗岩の隙間を流れ落ちる
千寿の滝など、いたるところで見事な滝が見られます。
また、映画「もののけ姫」の森のイメージにもなり、
映画の中でも白谷雲水峡の森を描いているシーンがあります。

ヤクスギランド

安房川の支流、荒川の上流にある自然休養林で、林内はいくつものコースにわかれ、屋久杉林帯を代表する杉、ツガ、モミ、などの大木が見られます。推定樹齢1800年の仏陀杉を始め、三根杉、母子杉などの巨木も見られます。
※入林協力金として300円（高校生以上）が必要となります。

千寿の滝

千寿の滝は落差約60メートルの滝です。また、滝の左側には巨大な花崗岩の一枚岩があります。標高270メートルに展望台があり、原集落と太平洋が一望できます。ここから登るモッチョム岳は、照葉樹林帯から杉樹林帯まですばらしい自然が残されています。

平内海中温泉

屋久島の南端の磯の中から湧き出ている温泉です。海面下にあり、満潮時は海中に沈むため、干潮時のみ入浴することができます。混浴で、特に脱衣所などは設けられていないために、岩陰でお着替えいただきます。水着の着用は不可となっています。

大川の滝

大川の滝は、里にある滝では一番大きく、88メートルの落差を豪快に流れ落ちます。滝つぼの前まで行くことができ、マイナスイオンたっぷりの清々しさを感じることができます。橋の近くでは、カワガラス、カワセミなど、水辺の野鳥に出会えるかもしれません。近くの県道には名水百選に選ばれている「大川湧水」が湧き出しています。屋久島の水はどこで汲んでもおいしいといわれていますが、この大川湧水は格別といわれています。

永田いなか浜

いなか浜は、アオウミガメの上陸密度が日本一高い砂浜で、花崗岩が砕けた黄色い砂浜が約1キロに渡って続き、5月から7月にかけてウミガメが産卵のために上陸します。8月に入ると、孵化した子ガメが海に帰っていきます。北西には、口永良部島が見え、夏は右側に、冬は左側に太陽が沈み、自然の神秘を感じさせます。また、天気が良い日には硫黄島が見えます。